富山祥瑞の大福帳(読書ブログ)
「大福帳」とは,江戸時代に商屋で使われた金銭出納帳で,現在の簿記のように勘定項目を分けずに取引の順に書き連ねた経営活動の記録。
この発想に倣い,ジャンルを問わず読んだ書籍の記録を順次残していく知的生産活動の日記としていきたい。

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110:『空が青いと海も青い。』 14:48
110「空が青いと海も青い。」(本)
難しい本の紹介が多くなってきた,という声が聞かれることもある当ブログです。
ならば! と,今回は絵本です。
「ブルーノ・ムナーリ展」については以前に当ブログ(blog 番外編09 '08 9/25)に書きましたが,この展覧会で段ボールを用いた展示ケースを設計したのが駒形克己氏。ブルーノ・ムナーリに影響を受けた造形作家ですが,その遊び心を受け継いだ駒形氏のパズル絵本が『空が青いと海も青い。』です。

一枚の紙に切れ込みを入れ,単純に折っていくだけで,頁もの絵本が製本されていく仕組みは,数学的には当たり前なんだけど思いつきません。頭の中で考えずに,実際に展開していくと納得するのですが,今度は,その展開図を頭の中でトレースするのは難しい。
くり抜いたイラストが,計画された裏面の色に透かされる仕組みも唸ってしまいます。

110「空が青いと海も青い。」(本)
大学生の頃に,私にブルーノ.ムナーリの絵本を教えてくれた友人から,一枚の紙を折っていって冊子を作る技を教えてもらった(でも,メモしていなかったので散霧)ことがあります。なんだか,こんな感じだったような・・・(でも,その時のは真ん中が空洞だったような)。

くり抜き効果まではナカナカ考えきれませんが,この製本のカラクリ工夫は何かの教材遊びで真似したいところです。
奥付を見ると普通は[製本]とあるところが[加工]と記されている「絵本」です。


『空が青いと海も青い。』(駒形克己,ONE STROKE,1995年)714円
http:www.one-stroke.co.jp
[追伸]
この本というかパズルは「ブルーノ・ムナーリ展」の会場で購入しましたが,バーコードも無いので一般には市販されていないかもしれません。
発行所(ONE STROKE)にお問い合わせください。
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