富山祥瑞の大福帳(読書ブログ)
「大福帳」とは,江戸時代に商屋で使われた金銭出納帳で,現在の簿記のように勘定項目を分けずに取引の順に書き連ねた経営活動の記録。
この発想に倣い,ジャンルを問わず読んだ書籍の記録を順次残していく知的生産活動の日記としていきたい。

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01:『知的生産の技術』 21:56
『知的生産の技術』
このブログに紹介する書籍として,何を第一話とすべきかを悩みました。
高校生の時,受験雑誌に紹介されていたのがきっかけで読んだのが『知的生産の技術』です。以来,この30年間に何度となく購入し,その度ごとに読んでいる自分の年齢に応じて,開眼する箇所が出てくる,という奥深い本です。

現在,大学で教えるようになって,私に訴えてきた箇所は「大学は学問をおしえるところではない。学問のしかたをおしえるところだ」。
初版は40年近く前ですから,紹介されているハードウェアの利用術については時代遅れの背景(パソコンは勿論,コピー機もない時代)もありますが,その根底の考え方は,現在も充分に通用する知的生産活動のバイブルです。以上,私のブログでの第一話にした理由です。

この本がきっかけとなって生まれた学会に「知的生産の技術研究会(知研)」があります。

『知的生産の技術』(梅棹忠夫,岩波新書,1969年)
[追伸]
読み過ごしていましたが,改めて頁をめくりますと,ここにも「つん読」の記述(blog 番外編01)がありました。
「本のよみ方には精読,多読などとならんで,つん読というのもあることは,むかしからいわれているとおりである。わたしは,この「つん読」法を,かなり積極的に利用している」(p.110)。

[その後の追伸]
『知的生産の技術』のナマ原稿(左)と複写原稿(右)を「ウメサオタダオ展」(20010 3/10〜6/14,国立民族学博物館)で拝むことができました。撮影を可とする展示会でした。
展覧会の様子は(blog 番外編22)にて。

知的生産の技術/製本原稿
知的生産の技術/はじめに原稿
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